ロックとラグジュアリーの融合!AMIRI(アミリ)の軌跡
はじめに:ロサンゼルスの反逆から世界へ
AMIRIは、デザイナー Mike Amiri によって2014年に始まったアメリカ発のラグジュアリーブランドです。
ロサンゼルスのロックやスケートカルチャー、手仕事によるダメージ加工やヴィンテージテイストなどを取り入れ、
「ラグジュアリー×反骨」のスタイルを確立しています。
ステージ衣装のカスタマイズからスタートした彼のキャリアは、今や国際的なブランドとして広く知られるに至っています。
どこか派手でかっこいい、そんな印象を持っている方も多いのではないでしょうか?
ブランドの基本情報
- 創設者/クリエイティブディレクター:Mike Amiri
- 設立年:2014年
- 本社所在地:ロサンゼルス、カリフォルニア州、アメリカ合衆国
- 主力商品カテゴリ:デニム、レザーアウター、Tシャツ/スウェットシャツ・フーディー、スニーカー、アクセサリー
- 特徴的スタイル要素:ダメージ加工、ヴィンテージウォッシュ、細身シルエット、ロック/スケートカルチャーの影響、手作業による加工・ディテールへのこだわり

歴史:ステージ衣装からファッションハウスへ
- Mike Amiri は、ミュージシャンやステージ衣装のカスタム仕事を経験。そこからファッションの道へ転じる。
- 2014年:ロサンゼルスの概念店 Maxfield 向けにカプセルコレクションを発表し、それがブランド AMIRI の正式な立ち上げとなる。
- 2018年:パリファッションウィークに初めて参加。これにより国際的な舞台での認知が加速。
- 2019年:Renzo Rosso の OTB Group が少数株を取得。ブランドとしての資本力・拡張性が増す。
- 店舗展開も拡大中で、ニューヨーク、ロサンゼルス、東京など、世界中に旗艦店を展開。
- 最近は、売上規模や年次コレクション、商品カテゴリを増やし、アイウェア・フレグランス・アクセサリーなど新しい分野への拡張を視野に入れている。
デザインの特徴
- ロック/スケートカルチャーの影響:バンドTシャツ風プリント、破れやダメージ加工、擦れたデニムなど。
- 細身シルエットとパンツの存在感:スキニー/スリムデニムが代表的アイテム。
- 手仕事・ディテールへのこだわり:ウォッシュ、ヴィンテージ処理、手で仕上げた装飾など。
- グラマラス混じりのラグジュアリー:ただのストリートではなく、高級素材・洗練されたレイアウト、装飾を取り入れた“豪華さ”。

商品展開
- メンズ・ウィメンズの双方で商品を展開。ブランド設立当初はメンズ中心だったが、ウィメンズの展開も進んでいる。
- 靴/スニーカー:レザースニーカーやカスタム加工されたハイトップ/ロータイプのスニーカーがしばしば登場。
- アウター/レザーアウター:革ジャケット、ボンバージャケットなどアイコニックなアウター類。
- デニム/ジーンズ:ブランドの代表的カテゴリ。ダメージ、ヴィンテージ感、細身シルエット。
- アクセサリー/小物:バッグ、ロゴをあしらったキャップやハットなど。
代表的アイテム
- Distressed Skinny Jeans:裂け目やヴィンテージ加工を施したスキニータイプのジーンズ。
- Road Trip Hoodie:柔らかい素材+ゆったりしたフィットで、ブランドのロック的ムードが出ているパーカー。
- Amp Bag:黒のレザーを使ったバッグ。ジッパー/金具でアンプジャックなど遊びのあるディテール。
- Playboy Shirt:Playboyのロゴをプリント/グラフィックに使ったシャツ(コラボではないが、グラフィックの使用例として注目されている)。
- Leather Jackets / Bomber Jackets:AMIRIのアウターの定番。手作業の焼け感・色ムラ・ヴィンテージ加工などが特徴。

着こなし例とスタイリングの幅
- ロックMIX:バンドTシャツ+デストロイデニム+レザージャケットでコンサート向けスタイル。
- ラグジュアリーストリート:細身デニム+スニーカー+フーディーでストリート感を保ちつつ上質に。
- カジュアルラグジュアリー:素材の良いスウェットやシャツにアクセサリーやバッグを利かせて都会的に。
- フォーマル寄り:最近はテーラリングやレザージャケットをきれいめにまとめるスタイルも増えてきている。
コラボとカルチャー
- Mike Amiri は最初、ミュージシャン向けにステージ衣装をカスタムするところからスタートしており、Asap Rocky, Justin Bieber といったアーティストとの関係も知られている。
- ブランドの資本的拡張:2019年に OTB Group(Renzo Rosso のグループ)が少数株を取得。これがブランド拡大を支える一助となっている。
トリビア:知っておくと語れる小ネタ集
- Mike Amiri はイラン移民の両親を持ち、ロサンゼルスのハリウッドで育った。
- ブランド名 “AMIRI” は自身の名字から。ステージ衣装のカスタムから始まり、デニム加工や手作業の技術を重視している。
- PLACEMENT:最初のコレクションは LA の Maxfield でのカプセルで、小規模だが注目を集め、それが契機となった。
- 売上規模・将来ビジョン:ブランドは約3億ドル規模のビジネスに成長しており、アイウェア・フレグランスのような新カテゴリへの多角化を検討中。
- 経営体制の変化:2023年4月に Adrian Ward-Rees が CEO に就任。Mike Amiri はクリエイティブディレクターとして主に創作面を担うように。
現在とこれから
- 拡張するカテゴリ:アイウェア、フレグランス、アクセサリーといった新しいプロダクトがブランドの将来戦略に含まれている。
- 小売拠点の拡充:世界中に旗艦店や取扱店を拡大中。東京などアジア市場も視野に。
- ブランドの成熟:ロックやグランジ的な若さだけでなく、テーラリングやラグジュアリー素材の扱いで“上質さ”を増してきている。
AMIRIがもたらす社会的価値
- 自己表現の象徴:音楽/若者文化と結びついた「クールで反骨的なラグジュアリー」を提供。
- ロサンゼルス発モードの代表:地方(ロサンゼルス)ブランドが世界のラグジュアリー界で存在感を持つ例として。
- サステナビリティとディテールの尊重:長持ちする素材・手作業の加工を通じてラグジュアリーの本質を問い直している。
まとめ:ロックの魂を纏うラグジュアリー
AMIRIは「デニムの炎」「ステージの照明」「夜の街のざらつき」をラグジュアリーな形で落とし込んだブランドです。
Tシャツ1枚、ジーンズ1本、その手作りのディテールに宿る物語──それがAMIRIの強さ。
あなたも一度、この“ロサンゼルスのロック”を纏って、自分だけのラグジュリーストーリーを歩んでみませんか?

