【日本】日本発/モードBED J.W. FORD

※画像引用しています

ドレスを再定義する詩情派ブランド!BED j.w. FORD の軌跡

はじめに:フォーマルとリラックスの交点で生まれる美学

BED j.w. FORD(ベッド ジェイ・ダブリュー・フォード)は、
日本人デザイナー山岸慎平(Shinpei Yamagishi)が2010年に設立したブランドです。
「dressing up(きちんと装う)」を出発点としながら、フォーマルさと日常性を混ぜ合わせて、詩的でしなやかな服づくりを行っています。
ロック、ノスタルジー、レイヤード、ゆるやかなシルエットとディテールの遊びが調和するスタイルは、国内外で評価を集めています。

ブランドの基本情報

  • 創設者/クリエイティブ・ディレクター:山岸慎平(Shinpei Yamagishi)
  • 設立年:2010年
  • 本社所在地・拠点:東京を拠点に活動(ブランド公式サイトより)
  • 主なカテゴリ:アウター、シャツ、トップス、パンツ、シューズ、アクセサリー など
  • ブランド理念・特徴
     - “dressing up” を土台に据えつつ、革新的なレイヤード表現やフォーマル感とラフさの融合を追求
     - シルエットと色使い、解体的な要素、パネル使い、ドレープの処理などがしばしば際立つデザイン

歴史:静かに育ち、国際舞台へ

  • 山岸は石川県出身で、漁村で育った経験を持ち、2010年に東京でブランドを立ち上げたとの記録あり。
  • 初期は東京ファッションウィークなど国内での活動を基盤とし、徐々にパリや国際市場での発表機会を増やすようになった。
  • Vogue やファッションショーでのレビューが増え、2025年以降は「Alternative Elegance」というテーマでメンズコレクションを発表。
  • 2025年コレクションにおいて、コストを抑えて品質を上げる試み、舞台の簡素化、デザイナー自身の生活とのバランス取りなどが語られている。

デザインの特徴

  • フォーマルとドレープの融合:ジャケットやスーツライクな要素を、やわらかく流れるドレープで和らげる表現が目立つ
  • 色使いとノスタルジー:コーヒーがかった色調、くすんだトーン、控えめなアクセントカラーを用い、懐かしさを感じさせるムードを帯びた配色
  • 装飾とディテールの遊び:取り外し可能なネクタイ、メタルボタン、チェーンステッチ、ベル付き袖など、遊び心のあるディテールを組み込むことがある
  • ゆるやかなシルエット:相対的に締めすぎず、リラックス感を保ちつつも“整い”を感じさせるバランスを重視
  • 解体/構築的表現:パネル切り替え、重ね、切り込み、裏使いなど構築的要素を取り入れることも多い

ブランドラインと展開

  • 公式には明確な “サブライン名” 公表は少なく、カテゴリー展開(アウター/シャツ/パンツ等)中心
  • メンズ・レディス双方で展開されており、性別の垣根を感じさせないユニセックス性が強めとの評価もあり
  • コレクション発表方式として、パリや東京で展示/ショーを併用。最近のコレクションにおいて舞台演出を簡素化する動きが見られる

代表的アイテム

  • “From Paris” コート:黒を基調としたロングコートがブランドの定番アイテムのひとつ。
  • Team Jacket:構築的なジャケットとしてラインナップに登場。
  • Over Pocket ジャケット:大きなポケットを配したジャケット。
  • “Wear a Shirts” シャツシリーズ:ブランド公式で展開されており、カラーやプリントのバリエーションが見られる。
  • 解体トレンチ・パンツ:しばしば前のコレクションレビューに見られるアイテム。

着こなし例とスタイリングの幅

  • フォーマルMIX:構築的ジャケット+緩めのパンツで、格式とリラックスの融合を演出。
  • モードMIX:コートやオーバーシャツを主役に、黒やコーヒートーンで引き締める。
  • ストリートミックス:帽子やアクセサリーを用いて、ラフさを加えることで日常に取り入れる。
  • ノスタルジック:くすんだ色調とヴィンテージ感のあるアイテムで、時間の滲みを感じさせるスタイル。

コラボとカルチャー

  • コレクションテーマで「労働者」「日常」「ノスタルジー」を語ることが多く、働く人々への共感を表現するコレクションも。
  • デザイナー自身がファッション産業の“走る距離”と“生活”のバランスを意識しており、ショーを簡素化したり、コスト配分を見直す動きが出ている。すなわち、スタイルと経営の両立を模索している。

トリビア:知っておくと語れる小ネタ集

  • ベッドフォード(呼称)とも称され、日本では「Bedford」のように発音されることがある(Vogue 記事より)
  • 2025年秋冬コレクションでは、デザイナー自身が「舞台を抑えてビジネス強化を図る」と発言。「高品質を維持しつつ価格を抑える」方針を打ち出した。
  • 同コレクションで、デザイナーの幼い娘の好みに由来するベル(鈴)付き袖を採用したアイテムもあり、パーソナルな記憶がデザインに反映されている。
  • デザイナー山岸は独学で服づくりを学んだという紹介があり、「自らの生活や空間感覚」がコレクションに投影されやすい作風の背景とされている。

現在とこれから

  • 舞台の簡素化:最近では派手なショーより展示形式・商業運営の強化を優先する傾向が見られる。
  • 品質と価格のバランス:コストを抑えつつ品質を保持する方向性を模索。
  • テーマ深化:ノスタルジー、日常、労働、時間性といったテーマの継続と深化。
  • 国際舞台での評価拡大:Paris、Vogue でのレビュー登場など、世界メディアでの露出拡大。

BED j.w. FORD がもたらす社会的価値

  • 日常への敬意:働く人々の日常に寄り添う視線をコレクションの表現に取り込む。
  • ファッションと生活の距離感:派手さよりも「ありふれた美しさ」を再定義する試み。
  • 日本発ブランドの成熟例:東京発で、パリを舞台に活動しながらも自分の視座を守るスタイル構築。

まとめ:日常を詩情に変えるドレス

BED j.w. FORD は「フォーマル」と「リラックス」「ノスタルジー」と「現代性」の交差点で、詩的な服づくりを行うブランドです。

Tシャツでも、コートでも、そこには“記憶”と“時間”が宿る。
あなたも一度、この“静かな反響”を纏って、BED j.w. FORD の世界を体験してみませんか?

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