自由奔放な黒!LIMI feu(リミ・フゥ)
はじめに:父の影響を超えて
LIMI feu(リミ・フゥ)は、日本を代表するデザイナー山本耀司(Yohji Yamamoto)の娘、
山本里美が1999年に立ち上げたブランドです。

父の「黒」を受け継ぎつつ、より自由でストリート感のある女性像を打ち出し、「黒=重い・難しい」というイメージを軽やかに覆しました。
2000年代以降、原宿カルチャーやモード女子の間で「ヨウジより若々しく着られる黒ブランド」として注目を集め、
パリコレにも登場。
Yohji Yamamotoの精神を継ぎながらも、独自の女性らしさと自由さで支持を広げています。
わたし自身もそうなのですが、Yohji Yamamotoの服はちょっとサイズが合わないことが多いです。
それに比べてLIMI feuは着やすいサイズ感でより女性らしいカジュアルなシルエットのイメージ。そしてちょいパンク。
とにかく着やすいんですよね。
ブランドの基本情報
- 創設者:山本里美(Limi Yamamoto)
- 設立年:1999年
- 本社所在地:日本・東京
- 企業形態:ヨウジヤマモト株式会社傘下
- 主力商品:アパレル(ウィメンズ)、シューズ、バッグ、アクセサリー
- 象徴的特徴:黒を基調にしたルーズシルエット、ストリート感と女性らしさの融合
歴史:黒に自由を与えた娘の挑戦
- 1999年:「Y’s bis LIMI」としてスタート。当初はY’sの派生ラインとして展開。
- 2002年:ブランド名を「LIMI feu」に改称。「feu」はフランス語で“火”。
- 2003年:パリコレクションに参加。山本耀司の娘としてだけでなく、独自の表現力が評価される。
- 2000年代後半:日本国内外での展開を拡大。モード好きな若い女性を中心に支持を獲得。
- 現在:父の影響を受けながらも、ストリート感やカジュアルさを前面に出した女性的モードブランドとして成長。
デザインの特徴
- 黒の継承と軽やかさ:父のDNAを受け継ぎながらも、重厚さではなく「自由な黒」を提案。
- ルーズシルエット:ドレープやワイドパンツなど、ゆったりしたシルエットが中心。
- ストリート要素:スニーカーやキャップと合わせやすく、日常に落とし込みやすい。
- 女性らしさ:ヨウジに比べ、フェミニンな要素をやや強調。可愛らしいアレンジも取り入れる。
代表的アイテム
- 黒のワイドパンツ:LIMI feuを象徴するシルエット。動きやすく都会的。
- オーバーサイズコート:黒を基調にしたモード感のある一枚。
- ドレープトップス:体のラインを隠しつつも女性らしい動きを演出。
- ストリート風ジャケット:モードとカジュアルを橋渡しするアイテム。
- アクセント小物:帽子やストールなど、黒コーデを引き締める小物が豊富。
着こなし例とスタイリングの幅
- オールブラック:ヨウジ譲りのスタイルだが、LIMI feuは軽さを意識した素材使いで若々しい印象に。
- ストリートMIX:スニーカーやキャップを合わせて、カジュアルな黒コーデを楽しむ。
- フェミニンMIX:ドレープトップスやスカートで、女性らしさを引き立てるスタイリング。
- レイヤード:黒同士を重ねて立体感を演出。トレンドに左右されない個性的な装い。

コラボとカルチャー
- ストリートカルチャー:黒を軸にしながら、原宿系や渋谷系ファッションと相性が良い。
- 音楽シーン:日本のロックやヴィジュアル系のアーティストが衣装に採用することも。
- ヨウジヤマモトとの関係:親子での直接的なコラボは少ないが、父の影響を感じさせる場面が多い。
価格帯(日本市場・税込)
- アパレル:¥40,000〜120,000
- バッグ/シューズ:¥20,000〜80,000
- 小物:¥10,000〜30,000
比較的「ヨウジヤマモト」本ラインより手に取りやすく、若者でも挑戦しやすい価格設定が魅力。
トリビア:知っておくと語れる小ネタ集
- ブランド名の「feu(フー)」はフランス語で「火」を意味し、「内に秘めた情熱」を表している。
- 山本里美は山本耀司の娘だが、独立心が強く「父の七光り」と呼ばれることを嫌い、自らのスタイルを確立。
- 「LIMI feu」は当初「Y’s bis LIMI」という名前で、若い女性向けの派生ラインとして始まった。
- 日本国内では原宿・青山エリアを中心に人気が高く、モード好きな若者の入門ブランドとして支持される。
- パリコレでのデビューは、ヨウジヤマモトの娘という注目と同時に、本人の実力を証明する大舞台となった。
現在とこれから
- サステナビリティ:長く使えるデザインを意識し、環境配慮を取り入れ始めている。
- 若者層への浸透:PLAYやY-3などと比べて知名度は控えめだが、モード志向の若者に根強い人気。
- グローバル展開:パリコレでの定期的な発表を続け、海外でも少しずつファンを増やしている。
LIMI feuがもたらす社会的価値
- 女性の自己表現:黒を用いて「媚びない強さ」を持つ女性像を提示。
- 多様性の象徴:細身でもふくよかでも、年齢を超えて着られるルーズシルエット。
- 親子の継承と革新:ヨウジヤマモトの精神を継ぎつつ、女性ならではの新しい表現を加える存在。
まとめ:自由に、黒を楽しむ
LIMI feuは「黒」という色を通じて、自由でしなやかな女性像を描き出すブランドです。
父・山本耀司の遺伝子を色濃く継ぎながらも、娘ならではの軽やかさやストリート感覚を取り入れたスタイルは、
モード初心者にも一歩踏み出しやすい魅力を持っています。
黒をまとうことは、必ずしも重くなることではない。LIMI feuは、黒を「軽やかさ」と「自由」の象徴に変えてきました。
あなたも一度、この“火のように自由な黒”を身にまとってみませんか?

