気取らず洗練されたパリジャンの友 — AMI PARIS
はじめに:親しみと洗練を兼ね備えたパリのブランド
♥Aマークのカーディンガンを町でよく見かけるな―と思ったこと、ありませんか?
この♥Aマークで一躍大人気となったAMI PARIS(アミ パリ)は、“友達”という意味のフランス語「ami」と、創設者 Alexandre Mattiussi の頭文字「A」を掛け合わせたブランド名。
創設者が「友人のために着られる服」を作ろうとした思いから生まれた、飾らず気取らず、しかし質の高い服づくりが特徴です。

パリの街並みに溶け込むような、シンプルだけどどこか洒落たスタイル。
そんな “パリジャン/パリジェンヌの私服” を提案して、ラグジュアリーメゾンの中でも少しリラックスした立ち位置を確立しています。
ブランドの基本情報
- 創設者:Alexandre Mattiussi(アレクサンドル・マティウッシ)
- 設立年:2010年10月14日(あるいは2011年として紹介されることもあります)
- 本社所在地:フランス・パリ
- 主力商品カテゴリ:アパレル(メンズ・ウィメンズ)、バッグ・レザーグッズ、アクセサリー
- 象徴的特徴:
- ロゴ「A+ハート(AMI de cœur)」がアイコニック
- フランス流の洗練されたカジュアルスタイル
- ジェンダーレス、ユニセックスな雰囲気も兼ね備えた服作り
歴史:友人のための服から世界展開へ
- Alexandre Mattiussi は、Dior の「30 Montaigne」メンズライン、Givenchy、Marc Jacobsなどでの経験を経て、自身のブランドを立ち上げました。
- 2012年12月、パリに第1号ブティックをオープン。
- 2013年にはファッション・アワード「ANDAM Prize」を受賞、注目を集めました。
- 2018年以降、ウィメンズラインの展開や国際展開を加速。中国・日本・米国など世界各地にショップを展開しています。
デザインの特徴
- “友人のための服”という哲学:Mattiussi自身の言葉で「僕の友達が着られる質の良い服を作りたかった」と語っており、複雑すぎず、しかし洗練されたワードローブを目指しています。
- ロゴとアイコン性:ブランドの象徴である「A+ハート」のロゴ(AMI de cœur)は一時期ブームとなり、ニット・スウェット・Tシャツなどで多く用いられました。
- カジュアル×きれいめのバランス:ジャケット、シャツ、コートといったクラシックなアイテムをベースにしながら、Tシャツ、スウェット、デニムなど、日常的に取り入れやすいアイテムも展開。いつもの生活に溶け込む“ラグジュアリー“。
- ジェンダーレスな視点:形・色・素材において、男性・女性問わず着用できるデザイン。実際、ウィメンズライン前から女性がメンズアイテムを着てブランドを楽しむ事例もありました。
ブランドラインと展開
- AMI PARIS(本ライン):メンズ・ウィメンズを含むレディトゥウェア、アクセサリー、バッグ等を展開。
- AMI de cœur:ブランドの象徴ロゴを用いたライン。ロゴ・モチーフが強めに打ち出されたアイテム群。
- コラボレーション/限定アイテム:Moncler、K‑Way、Pumaなど、他ブランド・カテゴリーとのコラボも展開。
代表的アイテム
- ロゴニット/スウェット(“A+ハート”ロゴ入り):ブランドの顔とも言えるアイコニックアイテム。
- チェスターコート/ウールコート:きれいめ要素が強く、洗練された印象を与えるアウター。
- カジュアルシャツ/ニット:日常に取り入れやすいが素材・仕立てにこだわったアイテム。
- レザーバッグ/アクセサリー:服のみならず、小物類も展開しており、全体としてワードローブをカバー。
着こなし例とスタイリングの幅
- デイリー・ラグジュアリー:Tシャツ+ジーンズというシンプルな装いに、AMIのロゴ入りニットを羽織って“ちょっと洗練”な印象に。
- きれいめカジュアル:シャツ+スラックス+チェスターコートといった組み合わせに、AMIのバッグを差し色として投入。
- ジェンダーレスMIX:男性・女性ともに着られるアイテム構成を活かし、ボーイッシュからフェミニンまで幅広く対応。
- ロゴ主張スタイル:AMI de cœur ロゴ入りスウェットなどを主役に据えて、ロゴアイテムを効かせたスタイリング。
コラボとカルチャー
- AMI PARIS は、モードの枠を超えて「友人・街・カルチャー」をテーマに据えており、コラボレーションを通じてその幅を広げています。例えば、K-Way とのコラボでは機能的アウトドア要素をラグジュアリーに落とし込みました。 ディア
- メディア・ポップカルチャーでもロゴの認知が高まり、シンプルなデザインながらブランドアイデンティティが浸透。
トリビア:知っておくと語れる小ネタ集
- “AMI” というブランド名は、創設者のイニシャル「A M」+「I」(インスピレーション/インクルーシブ)と、フランス語で「友達(ami)」という言葉を掛けたもの。
- ブランドのロゴ「A+ハート」は、1990年代のストリートスナップ文化やパリの若者文化からインスピレーションを得ており、“友愛・都会的”を象徴。
- AMI PARIS の急成長の背景には、“アクセス可能なラグジュアリー”という価格帯とデザインのバランスがあったと言われ、2019年には売上が約€35 millionに達しています。
- 2025年には映画祭(カンヌ・クリティクスウィーク)へのスポンサー参加など、ファッションだけでなくカルチャー/映画との関係性を深めています。
現在とこれから
- AMI PARIS は、今後も「質が高く、気負わず着られる服」というブランド哲学を保ちつつ、国際展開をさらに強化中。特にアジア・中国が成長市場とされています。
- また、ロゴアイテムへの依存を見直し、「控えめかつ長く着られる服」を目指す動きも見受けられます。
- コラボレーション、サステナビリティ、ユニセックス化といった潮流に、AMI PARIS も順応しながら次のステージへ進んでいます。
AMI PARIS がもたらす社会的価値
- 包容性(インクルーシブ):身に着ける人を「友人」と捉えるブランド哲学が、多様な性別・年齢・スタイルを受け入れる。
- リラックスした洗練:気負わず着られるスタイルでありながら、質・仕立て・デザインには手を抜かず、ラグジュアリー感を日常に。
- 文化と生活の交差点:ファッション、ストリート、カルチャー(映画・音楽・アート)との結びつきを強め、“服を着ること=生活を楽しむこと”という価値観を提案。
まとめ:友達と過ごすように服を選ぶ自由
AMI PARIS は、パリの街角から生まれた“友人たちのための服”です。
特別な夜に着る服でも、頑張る日のスーツでもなく、そのまま“自分らしくいられる”一着。
ロゴの付きニットも、チェスターコートも、バッグも――
友達のように自然体で、でも洗練された存在。
そんな服を探しているなら、AMI PARIS がぴったりです。

